1957-05-15 第26回国会 参議院 内閣委員会 第34号
○政府委員(楠美省吾君) ただいま議題となりました国家行政組織法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 今回、提案いたしました国家行政組織法の一部を改正する法律案は、現内閣が実施しようとしている行政制度の改革の一環として議院内閣制の下における行政の責任体制を明確にし、行政事務の管理を強化し、かつ、その能率を向上させるために必要な改正を行うとともに、行政の実情に即応する国家行政組織
○政府委員(楠美省吾君) ただいま議題となりました国家行政組織法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 今回、提案いたしました国家行政組織法の一部を改正する法律案は、現内閣が実施しようとしている行政制度の改革の一環として議院内閣制の下における行政の責任体制を明確にし、行政事務の管理を強化し、かつ、その能率を向上させるために必要な改正を行うとともに、行政の実情に即応する国家行政組織
○政府委員(楠美省吾君) その秋山委員のお尋ねしておるのは、土地のたとえば評価委員会の問題で、内部からだけでやらずに、外部からも入れていいじゃないかというような御意向の御意見ですか。
○政府委員(楠美省吾君) 今度の事件は、いろいろ詳細にやってみましたが、私は、それは、いろいろ土地の買収等の問題でも、坪八百円で買っておりますけれども、それを三千八百円で売っておる。しかし、一般の地価の値上りや何かから見たら……水道とかいろいろな設備をやったり、ガスをやったり何かしておる問題からいっても、そう高いとも思いませんし、それを営団に売ったからして、大阪府がそれの代替地を求めて、それ以上の金
○楠美政府委員 よその省はどうなっておるか知りませんが、私の知っておる範囲では、大体行管の書類などは次長からまっすぐに大臣に行くことはほとんどないと記憶しております。大体政務次官の手をほとんど通っております。
○楠美政府委員 先ほどは石橋委員からだいぶ痛烈な政務次官の問題がありましたが、私などはごくぼんやりした方でございまして、どれだけお助けしておるかわからぬのでございますが、しかし一旦政務次官に就任した以上は、その役所の人事はどうしても握らなければならぬ、大臣を助けて正しい人事をやるのが政務次官の使命だと考えております。非常に至らない者ではございますが、しかし今度の政務官をふやす問題でも、党内にもまた社会党
○楠美政府委員 今非常に忙しいという大蔵、農林、通商産業省が持っている局をちょっと言ってみましても、大蔵省は主計局、主税局、理財局、管財局、銀行局、為替局、国税庁、造幣局、印刷局、こういうたくさんの庁と局を持っておりまして、また農林省は、農林経済局、農地局、振興局、畜産局、蚕糸局、食糧庁、水産庁、林野庁、こうしたたくさんの庁と局を持っております。それから通産省は、通商局と企業局、重工業局、軽工業局、
○政府委員(楠美省吾君) 大臣はいろいろ慎重にお答えになっておりまするが、私も、先般衆議院でもちょっと答えておきましたが、私はせっかちなたちでありまして、こういうのはやはりせっかちに片づけた方がいいと思いまして、大臣を助けまして、この次の国会にはぜひまとめて出したいと、そういう決意でおりまするから、どうか一つ、今度は延ばさずに結論をつげてこの次の国会に出て参りますから、それまで御猶予を願いたいと思います
○楠美政府委員 どうもだいぶめんどうでもてあますような質問に相なりましたが、やはりアメリカ等にも戦後フーヴァー委員会というりものができまして、ルーズヴエルト前大統領の時代にやったのでございますが、野党も与党も、大統領がかわりましても、あのフーヴァー委員会によっていろいろな機構改革と申しますか、大整理と申しますか、いろいろやった例がありまして、フーヴァーは幾たびもその委員会に起用されていろいろなアメリカ
○楠美政府委員 いろいろ淡谷委員また岡部部長の答弁もございましたが、私は公務員の定員法の問題は長い間やっていながら、いまだにはっきりした結論が出ていないのは非常に残念に思っております。常勤労務者を常勤職員にしたりする程度は今もやっておりますが、公務員制度調査会などができて、その答申に従いましていろいろ目下作業中でございますが、やはりわれわれは単に答弁するだけでなくて、何としても常勤労務者問題は徹底して
○楠美政府委員 淡谷委員の仰せのように、農林省の仕事につきましても私は減ってはいないと思っております。予算も昨年より少しふえておるわけでございますから、減っていることはないと思います。
○楠美政府委員 ちょっと受田先生、かわってお答えいたしますが、われわれは定員法のあれにかからないということは、われわれの責任じやないということは断言できないと考えております。十分責任のあることだと思いますので、将来十分研究し、また何しますが、今の一人定員を増したということは、これは千万円の金が千十八万円よりふえていない、たった十八万円でございますから、これは予算がふえたとは言えないのでありまして一人人
○楠美政府委員 ただいまおっしゃられたことは、私ら承知しておらないのでございます。
○楠美委員 一つ関連して。ただいま石坂委員の質問に外務政務次官また石井さんがいろいろお答えになりましたが、私は移民という仕事については、今日本はほとんど神代時代であり、これからほんとうにやるのだと考えております。この会社等も、いかにも大きな会社を作っているかのような印象を与えておりますが、こんな問題は小さな問題でございまして、将来ほんとうに日本がこの人口をはこうとするならば、あるいは他国と一緒に、たとえば
○楠美委員 先ほど森島委員からの資料提出のお話でございますが、この間も和田委員からそれを言われまして、私はあれを聞きまして、ただいま政務次官がようやく四十名ぐらいの規模だということを申されておる程度のものですから、これは作れと言えば資料を作るでしょう。非常に苦しみながらその作った資料は満足するものができないと思います。私は端的に矢口氏はできないと言えないから、土曜日に持ってくると言ったのだろうと思いますが
○楠美委員 それではもう一つお伺いしますが、こういうことを国会の議員として尋ねない方がいいし、言わない方がいいのでございますが、渡航費の問題でございます。渡航費は以前は二百円でございました。これは国家の補助でございました。それを今日くらい移民をやらなければならない時代はないほど追い詰められておるのに、渡航費は現在十一万円でございます。私は渡航費の額についても非常に不満でございます。しばしば大阪商船の
○楠美委員 私はめんどうなことは言いません。大蔵大臣としての将来のこの移民問題に対する覚悟のほどを伺っておきたいのでありますが、私は昭和十七年、日本の人口問題移民問題を片づけるべく衆議院に入ったのでありまして、現在も日本の当面する大きな問題はこれだと考えてやっております。申し上げるまでもなく、日本の国土は半分になり、人口は数百万も帰って来ており、そうして毎年人口が百万以上も増加しております。犯罪の状況
○楠美委員 関連して一言。ただいま稻村委員の質問に対して、矢口参事官は、アマゾンには根本としてたくさん送らぬ方針だと言いましたが、実はアマゾンの支流にグァマ川という川がございます。これは農林省も非常に関心を持っておりまして、昨年われわれ六名の代議士が行った場合に、農林省はとくとそれを調べてくれと言いました。ここは非常に水田のできるところでございまして、約二百五十万町歩の水田ができるのでございます。日本
○楠美委員 関連して。愛知国務大臣に一言今の問題に関連してお願いしたいのです。国務大臣に向つてお説教するようではなはだ恐縮でありますが、政治の要諦というものは、一人も殺してはいかぬということでありますが、自由党内閣の領袖たちには、非常に不見識な言動を大臣の席からはく人がしばしばあるのでありまして、非常に遺憾なのであります。一人も殺してはいかぬというのが政治の要諦であるが、やむを得ぬ場合はしかたがない
○楠美委員 田中参考人に一言お聞きし、私の希望を申し上げたいのですが、先ほどの田中参考人のお話の中にも、戦争直後この大事業をやりたかつたと言つておられます。こういつた大土木事業などは大戦争のあとにただちにやつてもらえたならば、今日のような思想混乱を起さずに済んだと思う。いつの時代にも大戦争の後に、敗戦後でも勝つたあとでも大事業というものはやるべきものだということを私は考えておつたものでありますから、
○楠美委員 どうも私不勉強でありますが、日本の政治の面から経済審議庁あたりが非常に力がなくなつたことは、日本の政治を非常に悪くしておる。まあこの問題はそうばかりも言えないのでありますが、経済審議庁あたりのような大きな総合計画をする役所をうんと強くすれば、もつと日本の発展が促進されるのじやないかと思つておるのでありますが、この問題につきましては、いろいろな研究の結果を各省の人たちからもまたいろいろ伺いまして
○楠美委員 そこで先生のお考えでは、この問題は今のところそうした調整の程度で各省が満足し、これでやれるとお思いになつておられますでしようか。一箇年以上の御研究の結果どうですか。
○楠美委員 蝋山先生がお忙しいからだでこの水の問題を長い間非常に御研究されたことにつきまして、私委員として弔最大の敬意を払う次第であります。水の問題は非常にめんどうでありまして、われわれとしても大いに勉強しなければならぬと思つておるのでありますが、先ほどいろいろな御説明を受けました中に、たとえば八ページの中に「現行制度を尊重しつつ、」というような言葉があります。また「関係各行政機関の権限と責任において
○楠美委員 わかりました。
○楠美委員 これはたいへんな問題で、二月や三月で結論が出ないことはわれわれも想像できるのであります。できますならば、どういう試案を論議しておるか、その試案でけつこうでありますから、われわれに配付をして見せていただきたいと思います。
○楠美委員 簡単に水の問題で、経済審議庁の政務次官でもよし、計画部長でもいいのでありますが、ひとつお尋ねしたいと思います。 その前に、ただいま水の問題は、平川政府委員と米田政府委員からいろいろお話を承つたのでありますが、このお二人の政府委員は、私の現在最も尊敬する日本のお役人であります。御両兄とも御記憶だろうと思うのでありますが、かつて満州建設をやつておつた当時——昭和十四年ごろでありました。ちようど